サメの歯

3/31/2024 公開

こんにちは、はやし歯科ほんまち院の林です。

先日海遊館に行ったのですが、終わり際のところにサメの歯がいっぱい展示していました。

かの有名なホホジロザメ、他にもアオザメ、イタチザメ、エビスザメ、メガロドンの化石などがありました。この辺りは名前を聞いてもピンときませんが、あとはジンベイザメの歯もありました。

ひとくちにサメの歯、と言っても形がバラバラで非常にバラエティに富んだものでした。メガロドンの歯が一番大きく、その次にホホジロザメの三角の形の歯が続きます。(ホホジロザメの三角の歯は非常に鋭く、紙を当てるとカッターのように切れるそうです)あとはそこそこ小ぶりの歯が多く、ジンベイザメに至っては靴に入った大きめの小石、くらいのサイズでした。

これはそれぞれのサメがそれぞれ捕食するものに合わせて形を進化させた結果で、サメが環境に適した結果を表現しています。

他にも顎も展示していました。ホホジロザメの大きな顎、シュモクザメは顎のみならず特徴的なハンマーヘッドの形も入った骨でした。
最後にはメガロドンの模型が吹き抜けにドドーンです。メガロドンとは大昔に絶滅したサメで、史上最大級の捕食者魚類と言われています。10メートル少しとも言われます。ジンベイザメみたいなサイズのホホジロザメがいたなんてなかなか恐ろしい話です。

ホホジロザメの最前列の歯は1週間で交換します。ホホジロザメはその一生に約5万から6万本の歯を使います。あちこちで生え変わるので歯並びもへったくれもないガタガタな並びです。サメの歯には人の歯と違って根がないため簡単に抜けて、後ろにスタンバイしているのです。

でも激しく暴れる獲物を捕食する時簡単に歯が抜けて、一緒に飲み込んで内臓を傷つけることもあるそうです。それを防ぐために獲物に噛みつき、弱るまでしばらく待ってからお食事するんだそうです。サメなりに歯を守ることで体を守っているそうです。

海の中にはサメの歯がゴロゴロ落ちているのでしょうか。昔南の島に行った時サメの顎が10万くらいで売ってたり、サメの歯をアクセサリーにしたりしてました。なんでも幸運のアイテムだそうです。

さて、人間の歯はご存じのとおり基本的には20本の乳歯列と28〜32本の永久歯列しかありません。
歯がダメになったら(今のところは)インプラントなどの人工物で補うことしかできません。

人間には限られた歯しかありませんので大切に使っていきたいと思います。ご自身の歯を一本でも多く守っていきたいとお考えの方ははやし歯科ほんまち院にて定期的に歯を見せにいらしてください。