歯がない状態を放置すると危険です!

10/27/2023 公開

こんにちは、はやし歯科ほんまち院の林です。

先日ネットで、お笑い芸人の錦鯉の長谷川さんの奥歯にインプラントが入ったニュースが載っていました。

奥歯を含め8本の歯がない状態を長年放置されていたようで治療期間も長く料金もなかなかだったようです。

今日は歯が抜けたまま放置するのがいかに危険かということを簡単に説明致します。

まず1本奥歯がない状態を放置するとどうなるのでしょう。

ない歯の両隣や相手の歯がその空いたスペースに向かって倒れたり伸びてきたりして、噛み合わせの面が凸凹になります。
これにより、やっぱり歯を入れよう、となった時にスペースが足りずに矯正が必要になったり、無駄に歯を削ったり神経をとったりしなくてはならなくなります。
噛み合わせの面が崩れると、凸になった歯によって下顎の動きが制限されたり、出っ張ってきた歯に過大な力がかかり、その歯やその歯に当たる他の歯が損傷をうけます。
また歯が倒れ込むことで噛み合わせの高さが低くなり、顔の形が変わります。
歯がないスペースが気になって舌を入れる癖がつき、舌圧によってその周辺の歯に力がかかり、より歯が歪みます。発語にも影響が出るでしょう。

歯がないと噛みにくいので歯のない側をあまり使わなくなります。使わない歯は汚れが溜まってむし歯や歯周病になりやすくなります。
歯がある方ばかり使うので顎や顔が歪み、噛む力がアンバランスになることで首や肩、頭が痛くなります。

歯がないところの骨には噛む力がかからず刺激が加わらないため、廃用萎縮といって骨が痩せます。すると、やっぱりインプラントしたいな、となった時骨が足りず、余分にお金をかけて骨増生したり、場合によってはインプラントを入れられないこともあります。

1本の歯が抜けただけでもこれだけの変化が起こり得ます。複数本の奥歯がなくなれば、噛み合わせの高さが顕著に低くなり、老人様顔貌になったり、新しく歯を入れるときスペースがなくて骨を削らないといけなくなったり、前歯が強く当たるようになって出っ歯になったり、
とさまざまな弊害があり、挙げきれません。

これらは歯が抜けた場合に限りません。程度の差はあれ、被せ物が取れた時も同様のことが起こり得ます。

歯が抜けたり、被せが取れたらすぐにはやし歯科ほんまち院にご相談ください。