手のひらサイズの炎症

3/3/2023 公開

こんにちは、はやし歯科ほんまち院の林です。

皆さん歯周病の原因は何かご存知ですか?

ずばりプラーク(いわゆる歯垢)です。
色々歯周病になると言われる因子はありますが、プラークありきの話です。プラークを形成しているのは細菌です。

始まりはプラークが残って歯ぐきが腫れて少し深めの歯周ポケットができます。
歯周ポケットが深いと歯周ポケットの中に歯ブラシの毛先が届かなくて、だんだんプラークが溜まっていき、歯の周りの組織が破壊されてさらに歯周ポケットが深くなり、と悪循環です。こうなってくると自分ではどうにもできず、歯科医院で歯周ポケット内のプラークや歯石をしっかり取らないと悪循環を断ち切ることはできません。

歯周ポケットが深い状態、ということについてさらに考えると、歯周ポケットが全体的に5mmだとすると、歯周ポケットの内側の歯ぐきの広さは大体手のひらサイズだと言われています。

意外に大きいですか?それとも小さいですか?

では、歯周ポケットが深い場合歯ぐきが炎症状態だとすると、お口の中に手のひらサイズの潰瘍がある、と言えます。
足や腕に手のひらサイズの炎症があれば、大騒ぎしますよね。
歯周病が厄介なのは、silent disease と呼ばれるようにあまり痛くないことなのです。
さらにその上に細菌の塊であるプラークがベタッと接触しています。

考えただけで体に悪いですね。
歯周病が全身疾患と深く関わっていると言われても納得できます。

定期的に歯科医院に通い、歯ぐきの検査やセルフケアのチェックをして、歯周病を予防しましょう。
はやし歯科ほんまち院ではエアフローで歯と歯ぐきの間の中の汚れも一掃します!