歯科健診と歯科医院

4/16/2023 公開

こんにちは、はやし歯科ほんまち院の林です。

気が早いですが、進級や入学の後しばらくすると健康診断の季節です。もれなく歯科健診もついてくるところが多いかと思います。

歯医者にもハイシーズンがあります。それは6月です。
6月4日のむし歯の日に合わせた啓発活動の影響もあるのか、歯科健診の結果が返ってくるのがそのあたりなのか、おそらく後者と思われますが普段通われていない方が比較的多く歯科医院を受診されます。

健診で引っかかったのに、歯科医院に行って診てもらったら"大丈夫ですよ"といわれることが時々あります。
そうなると患者様からすると、どちらかが間違っている→どっちかが信用ならない、という気持ちになってしまうかもしれません。
当然だと思います。

どうしてそんなことが起こるのか、それは健診と、歯科医院での診察では環境と目的が異なるからです。

健診は短時間で多くの人を見ないといけないので、健診する側もされる側も座って行われます。しかしこれは歯科医にとって患者様のお口を見るのにはすこーし見にくい姿勢です。お口の中をよりきちんと見ることができるのはやはり患者さんに寝てもらう歯科医院スタイルです。しかし一人一人横になってもらっていては集団検診などは、時間がかかり過ぎるので、お互い座るスタイルで健診されているところが多いです。

そして健診の目的は、正しくお口の中を把握することよりも(それももちろん大事ですが)、歯科医院に今すぐ行くべきかどうかを短時間でふるい分けすることが優先されます。
歯の噛み合わせの面に黒いものがあった、など疑わしきは全て、"歯医者に行ってください"にチェックです。実はそれがおやつに食べたオレオだった、なんてことはもちろんないに越したことはないですが、あり得ないとは言えません。

一方歯科医院ではそれぞれの患者様のお口の中を正確に把握し治療するかどうかを判断します。正確さという点ではどうしても歯科医院の方に軍配が上がります。

というわけで、健診で引っかかって歯医者に行って、どうもないですよ、と言われたら、不安に思うことなく"よかったよかった^_^"と喜んでいただくのがいいかと思います。

健診で紙をもらってくる前に、はやし歯科ほんまち院に是非チェックしに来院してください。