ナウマンゾウの臼歯の化石

8/3/2023 公開

先日阪急百貨店に行くと9階祝祭広場で、HANKYUこどもカレッジいきものの学校、というイベントをしていました。
ニフレルやアドベンチャーワールドや海遊館などのテーマパークが集結して、謎解きをしたり、動物に関する本が販売されていたりするイベントでした。

その中にナウマンゾウの第3臼歯の化石が展示されていました。
私の非常に主観的な感想ですが、めちゃくちゃ大きい楕円形のギザギザで、草履?ミトコンドリア?洗濯板?みたいな見た目です。(洗濯板なんて今時のお子様は見たことないですかね。)

ナウマンゾウとは今から約40~2万年前に、日本では九州から北海道まで広く生息していたゾウの1種です。
日本列島には、中国大陸から朝鮮半島を経由して移動してきたと考えられています。
現在のアジアゾウよりも一回り小さく、体長は5~6m、肩までの高さは2.5~3mで、2m以上もある牙(きば)を持っていたそうです。

ゾウは反芻せずに臼歯で咀嚼し、酷使するため、著しく咬耗します。そのため、すり減りすぎた臼歯の奥から新しい臼歯が生えてきて入れ替わり、またすり減って新しい歯と入れ替わり、6回生え替わります。
そして最後の歯がすり減ると、栄養が取れなくなり、その生涯を終えるとのことです。
芸能人じゃないけど、歯は命、です。

動物の歯の構造や、生涯ってなかなか興味深く面白いですね。
お子様の夏休みの自由研究を何にしようかお悩みのお母さん、一度阪急百貨店で氷河期のゾウの歯の化石覗いてみてはいかがでしょうか。何かヒントがもらえるかもしれません。

夏休み、子供が家にいると歯医者どころじゃない、とお思いかもしれませんが、はやし歯科ほんまち院ではキッズスペースを用意しております。
いっそお子様もご一緒に、はやし歯科ほんまち院にいらしてください。